不思議なことに、バイクって手に入れたときのことは良く覚えているのだけど、手放したときの記憶ってあまり覚えていなかったりしませんか。
でも、このGX250は手放したときだけでなく、手に入れたときももよく覚えていなんです。誰かから安く譲ってもらったような気もするのだけど、どうしても思い出せません。
乗っていたのは大学を卒業してから社会人2年目くらいまでだったように思います。たぶん、就職することになって、XJ400を手放してクルマに乗り換えたのだけど、やっぱりバイクとサヨナラするのは寂しいってことで、車検のいらない250を手に入れたのではないかと思います。
このGX250、2気筒で車重も重く、乗っていてあまり楽しいバイクではなかったのだけど、クラッシックっぽい外観が魅力で、タンクを塗り替えたりしてカスタムしていました。
エンジンの調子も悪く、走り出すと途中でエンジンの回転が不安定になって、止まってしまうことも度々ありました。
自分でキャブの清掃なんかはしてみたのだけど、あまり改善しなかったので、ダメ元で近所の自転車屋兼バイク屋に持ち込むことにしました。そしたら、中から出てきたのは作業服を着たオバサン。「あぁ、こりゃダメだな」って半ばあきらめつつ、そのまま置いて帰ったのだけど、後日「直りましたよー」との電話にびっくり。急いで店に行ってみると、エンジンが元気に回るようになっているじゃあーりませんか。
「キャブの調子が悪かったみたいですぅ」と笑顔で言うオバサンに、申し訳ない気持ちと尊敬する気持ちで一杯になりました。いやー、何事にも偏見を持っちゃダメですね。反省。
ヤマハ GX250SP
発売年:1980
エンジン:4ストOHC2気筒
最高出力:25ps (9500rpm)
最大トルク:1.9kgf.m (8500rpm)
乾燥重量:167kg
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