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BMW純正トップケースの鍵交換(その2)

2017年5月15日月曜日


翌朝。
さあ、気を取り直して、今度は戦略を変えてケースを分解するぞ。
実はネットで情報を集めていたら「トップケースの分解は難易度がすごく高いですよ」というディーラーさんのアドバイスを見つけていたので、前日はケースを分解せずにシリンダーだけ外すことに専念したのですが、もうそんなことは言ってられません。思い切って全部分解することにしました。
全てのネジとハンドル下の2つのナットを外し、ハンドル部分を取り外すと、さらに2つのネジが現れました。もちろんこれも躊躇せずに外すともうネジは残っていません。底面のゴム足の下に隠しネジがあるのかと心配しましたが、これも海外のBMWオーナーの掲示板でゴム足の下にはネジはないとの情報を得ていたので、それを信じて中枠と底枠の分離に取りかかりました。コツは底面の突起の大きい方を斜めに抜くように力を込めて枠を外すこと。言葉で書くと簡単そうですが、ここも結構苦戦ポイントです。
何度か手を挟む位置を変えながらググッ、ググッと力を込めたところ、「パカッ」という心地よい音とともにケースが二つに分離されました。
で、中をのぞき込むと、、、汚ねー。土埃にまみれて真っ黒になったグリスがそこら中にぐっちゃぐっちゃに付いているじゃないですか。いくら見えないところとは言え、日本人ならこんな仕事はしないですね。(写真撮ってなかったのでお見せできず残念)

で、問題のシリンダーはというと、ロック機構のアセンブリの中に組み込まれています。でもここまで外せれば裏側もばっちり見えますし、もう苦労はないはず。良く見れば予想していたスリットの中にしっかりとリリース用の穴も確認できるじゃありませんか。楽勝楽勝と針金を突っ込んだところ、「ん?ロックが外れない?」何度も何度も角度や鍵の位置を変えてトライしましたが、一向にロックが外れてくれません。「何でじゃ!」ここまで来てまた壁にぶち当たってしまいました。
2時間ぐらいは経ったでしょうか。その後も試行錯誤を続けたのですが、やはりダメです。
すっかり頭に血が昇った私は、さらにアセンブリを分解することに。小さい頃から機械いじりが大好きで分解した機械は数知れず。だからこそわかっています。このアセンブリを分解すると組み立てができなくなってしまうことを。
そう、何度も繰り返してきた失敗をまた自ら招いてしまうのです。でも頭に血が昇っていて、もうブレーキがかかりません。気がつくと手に持ったトルクスがシリンダーの裏蓋を留めるネジを外し始めています。
「あっ」ネジを外した途端、シリンダーを支えているバネが外れていくつものパーツがバラバラに。やはりです。こうなるのはわかっていたのです。これで折角買ったトップケースは粗大ゴミへと送られる運命が濃厚になってきました。
ロック機構のアセンブリ
赤丸の場所にロックを外す穴があります


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