Googleタグマネージャー

ページ

Content

FusionでのWindows7からWindows10へのアップグレード

2019年11月17日日曜日

MacでWindowsを使うにはBootcampとFusion等のエミュレーションソフトを使う方法がありますが、BootcampはMacをシャットダウンしてWindowsを起動し直す必要があるため、使い勝手の良いFusionを愛用してきました。
MacにWindowsを入れるためにはかなり大きな容量が必要なのですが、私のMacは250GBしかないのでコンパクトなWindows7を愛用してきました。
ところが、Windows7のサポートが2020年1月に終了と発表があり、Windows10へのアップグレード を行う必要に迫られてしまいました。Windows10は一時期無償配布されていたのですが、今は有料と思っていたところ、実はまだ無料でダウンロードできると知ったのも動機付けとなりました。URLは(https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10%E3%80%80)です。

で、お約束通り、簡単にはいかなかったのでメモを残しておきたいと思います。特に「73%」でエラーとなってしまう現象については海外のサイトも含めて見つからなかったので、どなたかのお役に立つかもしれないので。

まず、Fusion環境下では上記のURLからそのままアップグレードしてもうまくいきません。まずはisoをダウンロードしてmacのデスクトップに置きます。
続いてWindowsをシャットダウンした状態で、Fusionの「設定」から「ハードディスク」を「IDE」にします。私はいつもは速度の速いSCSIを使っていたので、IDEに変更する必要がありました。
続いて、Fusionのメインバーから「仮想マシン>CD/DVD(IDE)>ディスクまたはディスクイメージを選択」を選んで、先ほどMacのデスクトップに置いたisoを指定します。
さらに、「一般」からOSがWindows10になっているかを確認します。Windows7のままでしたら10に変更します。

この後にWindowsを起動しますが、まだ準備があります。

まずはWindowsアップデートを「完璧に」やり遂げます。なぜわざわざ「完璧に」と書いたかというと、私にとって今回ここが最大の壁となったからです。前述の73%問題もまさにここから生じていたものでした。私の場合これを知らずにWindows7から10へのアップグレードをしていたら、いつも必ず73%で「Windows10のアップグレードに失敗しました」と表示が出て失敗してました。そこで、Windowsアップデートをやり直してみると、下のようなエラーが出て一部の更新プログラムを残したままとなっているのがわかりました。73%で失敗するのはこれが原因だったようです。エラーコードの「80092004」を調べると「前提条件となるアップデートができていないと起きる」とMicrosoftのサイト(https://freesoft.tvbok.com/tips/update_error_code/80092004-80073701.html)に書かれています。このサイト内にある「KB4474419」と「KB4490628」をインストールすると解消される場合があるということなので、それを信じて実行するとアップデートが無事に進んで完璧な最新状態にすることができました。
ファイルはMicrosoftアップデートカタログというサイトにあるので、適したものを選んでインストールしてください。MicrosoftアップデートカタログのURLは上記のサイトにリンクがあります。
正しい手順を踏まないとエラーが出て先に進みません

そして次に command+R を押してmsconfigと入力。サービスタブを選んで「Microsoftのサービスをすべて隠す」にチェックを入れ、すべて無効の状態にします。これで不要なドライバ類を読み込まずに最少ブートが可能となります。もし外部機器などが繋がっていたら全部外して、セキュリティソフトは停止しておいてください。
OKを押したら再起動して、次にVMWare toolsをコントロールパネルの「プログラムと機能」からアンインストールします。これで再起動すると画面がVGAになりますが、ビビらずに落ち着いて進めて行きましょう。

適合しないドライバがあると0xC1900101エラーがでます
不要なドライバを除外して最少ブートにします
VMWare toolsを削除しないとエラーになります

ここまでできたらいよいよWindows10のインストールができます。エクスプローラを開くとさきほど設定したisoがCD/DVDディスクイメージとしてマウントされていると思いますので、それをダブルクリックしてsetup.exeを起動。

上記の手順を正しく踏んでいればこれで問題なくWindows10のインストールに成功するはずですが、まだ画面はVGAのままとなっていると思います。
そこで、インターネットからVMWareのサイト(https://my.vmware.com/web/vmware/details?downloadGroup=VMTOOLS1035&productId=742)にアクセスして最新のVMWare toolsをダウンロードします。会員登録が必要かもしれません。

ダウンロードしたVMWare toolsをインストールしたらこれでインストールは完了です。
あとはセキュリティソフトとシステム構成の最小ブートで変更した箇所を元に戻せばOKです。

私は何カ所も躓きましたが、何とか成功させることができました。情報が分散していて調べるのに苦労しましたので、このページにまとめました。
どなたかのお役に立てると嬉しいです。


 

このブログを検索

Most Reading

Sponsor Link