先日オークションで手に入れたハイシートの話です。
日本仕様のBMWは基本的にローシートが標準となっています。
確かに平均身長で見ると日本人男性は172cm、フランスやイギリスは175cm、ドイツは178cmと、BMWの本国であるドイツと比べると6cmも差があるようなので、ある意味親切なのかもしれないですが、実際は余計な支出をさせられて困っているユーザーが大勢います。
1番良いのは、新車購入時に「選択制」となっていることです。「お客様、ローシートとハイシートどちらになさいますか?新車時は無料でお好きな方をお選びいただけます」って感じで。無料が厳しいなら標準以外はプラス何千円でもいいと思います。
日本に輸出するときに全部の車体にローシート付けちゃって、「ハイシートが欲しいならオプション品をお買いください」っていうのはあまりに前時代的で、ユーザー軽視ではないかと思うのですが、いかがでしょうか?
というわけで、私のバイクにも買ったときからローシートがついていて、ずっと我慢していたのだけど、ローシートだと膝が窮屈で、ロングツーリングに行くといつも苦痛だったんですよね。
それが今回ハイシートが手に入ったことでやっと解消されるのです。万歳!
で、ローシートとハイシートの比較がこんな感じ。
ローシート |
ハイシート |
手前がハイシート |
左がハイシート、ローシートよりくびれてます |
どうでしょう?
見た目ではそれほど大きくは変わらないですよね。
ローシートは790ミリ、本国では標準のハイシートは820ミリと僅か30ミリの違いです。
でも跨ってみるとぜんぜん違うんです。目の高さが明らかに高くなって、景色が変わるんです。
足つきはもともとべたっと両足の踵がついてさらに膝が曲がっていたくらいなので、多少膝が伸びたところでまったく影響ありません。
それよりも目の高さの変化にびっくりです。
どうしてなのか、その理由がすぐにわかりました。
中のスポンジの堅さがぜんぜん違うんです。
ローシートはスポンジがとても柔らかくて、ふにゃって感じなのに対し、ハイシートは手で押してもあまり凹まないくらいパンパンに詰まっているのです。
だから、実際の高さの違いに、人が座ったときの沈み込みの差が加わった分だけ高さの違いが出ているという訳です。
この堅さの差は当然座り心地にも影響がでる訳で、ちょっとロングツーリングが心配になってきました。
この堅さがプラスになるかマイナスになるか。
近々試してみますので、結果はまた報告しますね。
ちなみに、世の中にはコンフォートシートなるものもあって、こちらだと同じ820ミリでフカフカのようです。
コンフォートシート |
さらにこちらはコンフォートシートハイということで、高さが845ミリになるそうです。
コンフォートシート ハイ |
どちらも、素材の質感も高級感があっていいんだけど、値段が55,200円もするんだよね。ユーロダイレクトでも38,800円なので、送料や関税を足すとそれなりの値段になっちゃいます。
やっぱりオークションに出るのを気長に待つしかないですね。
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